【イベントレポート】10/23(日) まなびCafe「〈大学〉をどう使う?」学生・教員・社会人みんなで〈先生〉になるまでを考えよう。」
2016/10/23(日)は、
まなびCafe × codolabo
「〈大学〉をどう使う?」学生・教員・社会人みんなで〈先生〉になるまでを考えよう。」
のイベントを開催しました!
イベント内容は以下の通りです!
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- テーマに関するプレゼン by 加藤日和さん(東京学芸大学 初等教育教員養成課程 学校教育専修1年)
「〈大学〉をどう使う?」学生・教員・社会人みんなで〈先生〉になるまでを考えよう。」 - グループワーク
○ワーク1 どうして〈先生〉になろうと思ったのだろう?(20分)
○ワーク2 「〈先生〉になること」ってどういうこと?(40分)
○ワーク3 〈大学〉と自分を考える(45分)
- 感想シェア、本日のまとめ
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主催:一般社団法人Teacher’s Lab.
先生と共に学校教育現場の発展に貢献する。
―先生が、学校を子供たちにとってもっと楽しく、
学びのある場にするために共に歩む―
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FBページ https://www.facebook.com/
Mail : teacherslab1234@gmail.com
まなびCafe
―教育について誰もが気軽に語れる、第三の学び場。―
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今後の開催日程はこちらからご確認頂けます。
Teacher’s School
ー先生と共に創る先生の学校ー
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共催:東京学芸大学公認サークルcodolabo
Twitter:@c_codolabo
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今回は、東京学芸大学で教員を目指す加藤日和さんが、過去のまなびCafeに参加して得た疑問を元に、ワークショップを作りました。
▼イベント趣旨サマリー
「大学出てそのまま先生?」という問いは、先生を目指す学生にとっては究極の問い。
でもそれは、大学卒業後どうするかという問いではありません。
その〈大学〉で“今”何ができるのか、〈大学〉のリソースをどう利用するのか、どんな方法で〈大学〉と関わっていくのか、そこに結びつけて考えてみませんか?
〈先生〉と〈大学〉について、学生・教員・社会人のみんなで考え、
それぞれがどう大学を“使っていくか”を話しましょう!
■1. テーマに関するプレゼン by 加藤日和さん(東京学芸大学 初等教育教員養成課程 学校教育専修1年)
「〈大学〉をどう使う?」学生・教員・社会人みんなで〈先生〉になるまでを考えよう。」
テーマ提供の様子です。
学生・教員・社会人... 様々なバックグラウンドをお持ちの方が集まりました。
単に、学校を出てすぐに先生になることの是非を問うのではなく、
また、単なるアドバイスではない、多様な参加者がフラットに話せるようなテーマ提供・場作りを心がけました。
2. グループワーク
○ワーク1 どうして〈先生〉になろうと思ったのだろう?(20分)
教員の方・教員志望の方・そうでない方... 様々なバックグラウンドの方が、教育・まなびというテーマで目線を揃えて、真剣に語り合います。
○ワーク2 「〈先生〉になること」ってどういうこと?(40分)
▼GW2で挙がったご意見メモ
- 1班
- 生徒の人生に責任をもっている
- 生徒を活かすも殺すも先生次第
- 性格面でも、進路でも、一番背負っている?
- 教師=奉仕者?
- あれもこれも、やって当たり前と求められている。
- 身近な”大人”
- 一番最初に出会う、親戚以外の大人である。
- 2班
- 子どもに与える価値
- 子どもと共に生きる
- 相談にのる
- 先生=大人の博物館
- この先生のこういうとこいいな、真似したいな、いやだな
- 子ども→どんな大人になりたいか考えれる
- 社会を、少しでも垣間見れる場所である。
- 自分がどんな人になりたいか考えるための素材
- 3班
- 選択肢を示したり、見せたり
- こどもが将来何になりたいってときに「こういうのもあるよ」を沢山示せる人
- 一緒に考えていく人であること
- 質問を投げて、こどもが答えを出すのを聞いてあげる人。
- もやもや1 先生個人として、多様性をもった人である
- もやもや2 評価する人である
- 子どもを評価しなくちゃいけない
- 今まで評価されてたけど、大学に入ったら途端に投げ出される
- その原点である評価を与えるのが先生
- 「何がただしい」といった評価を与える人になる責任を抱えている。
- 4班
- 色んな人がいるテーブル→グラデーションある意見がでた
- 他のテーブルと同じく、「教師はこうなるべきだ」という話
- 「先生」と名前の付く人のなかで、学校に雇用されている人が教師?
- 教師はこうあるべきだということで、色んな要素を付けすぎていた?
- 「教師」になること→教師になってよかった、楽しかった。という話
- 現場の先生から、そういう声を聴くことがあんまりない
- 怖いよ、やばいよ、しんどいよという話ばっかりだった。
- 「教師像」→先生ってどんな職業なのか?
- Generalist? Specialist?
全体でのセッションも行われました。
▼セッションメモ
大学っていう場所が、小中高(しばられ)→大学(突然投げ出される)
大学に来れてる→縛られてる中で、頑張ってきたから来れている。
授業を取ることでいっぱいいっぱい?
やりたいことをやれるはずの大学なのに、いままでの積み重ね
せめぎ合う我々。
なんで先生は、「何でもできる」ことを求められるのだろう?
→Generalist, Specialist というワードが出てきた。
社会人を経験してから教員になることがよく言われる
本当に素晴らしいことなのかどうか?→問い直したくなる。
東京学芸大学→とりあえず悩んでる感, かっこよさとかを感じるが、そこから来ているのでは?
教師=どう見られているのか?
社会人から教員になる
教員になる前は、学校って、出たら普通の人が入ってこれない。
子どもが生まれたら入っていける
それ以外だとない
社会に出てから教員になったほうが良いのか?
絶対に出なきゃいけないとは思わないが、就職活動はしたほうがいいのではないか。
学校からでて、そのまま学校に入っていく=社会を見ていないのか?
子どもに、「無限の可能性」を言えない?伝えられることが少ない、キャリア教育なんかできないのでは?
むしろ、22, 23の先生だからこそ言えることがあるのではないか?
時間を共有できることは良いことだなと思う
社会で求められるスキルと、現場で求められるスキルは違う
違いを理解する
社会人→先生になる
採用側→社会人経験あると困る
保護者からみていい先生 / 採用側からみていい先生 / 子どもから見ていい先生
これは異なる
負い目。社会出たと言っても、一つの会社しかしらないでしょ
それよりも、教養があるかないか?勉強し続けているかどうか?
その人の問題なの?
子どもの成長っていう目的に向かって、チームで知恵を出し合ったらいい。
休憩を挟んで、いよいよ最後のワークです!
○ワーク3 〈大学〉と自分を考える(45分)
▼GW3で出たご意見メモ
- 1班
- まなび続ける姿勢は大事にしていきたい
- 普通の講義だけじゃなくて、サークルとかで、学生・社会人・教員と関わるというのが、バージョンアップするための良い機会
- 大学にもよるが...
- あそこの大学の◯◯先生の講義を聞いてみたいな〜とか
- 外に目を向ける
- 自分で、直接連絡をして、アクセスしてみるっていうのも良いな
- 2班
- 「視点を広げたい」
- 視点を広げるために、大学の外に出て活動している人もいた
- 大学の中のリソースをもっと活用。気づくこと。
- 外に出て、色んなものを見た上でリソースを使うと更に新しい視点が得られる?
- 3班
- 教員の経験をもって社会人(起業)している視点
- 4班
- 学生→大学にいるうちに、「先生ってどうなんだろう / 子どもってどうなんだろう」を考える。大学のリソースを使ったり
- 研究すること
- 社会人になってから研究するのと、学生のうちに研究するのは...
- 中学校に授業しに行きながら、研究している人
- 表面的な学習内容よりも、自分の研究領域について話すことで、食いついてくれる
- 社会人の方も、教員の方も、【自分の活動を生徒に還元する】ということが、自分の力を最大限に発揮できるのではないか?
3. 感想シェア、本日のまとめ
最後は、スピーカーである加藤さんからまとめの言葉を頂き、記念撮影をして10/23の回は終了いたしました。
ご参加して下さった皆さま、誠にありがとうございました!
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当日のイベントの様子は以下でも振り返られますので是非ご覧ください。
Google Photos :
Youtube :
■イベント情報
Teacher's Lab.のイベント情報は以下のFacebookページにて発信していますので、是非「いいね!」をお願いします(^^)
・Facebookページ
https://www.facebook.com/teacherslab2/
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今回参加いただいた皆様の声の一部をこちらでご紹介します。
<参加した方の感想>
たくさん話せて楽しかった。自分の悩みも赤裸々に話せてしまったので、満足です。
毎回いろんな意見が聞けて楽しいです
脳みそパンクした。
面白い方に出会えたから。
いろんな方々と話すことができてよかった。
初めての参加で、緊張してました。
視野が広がった
社会人と話せて良かった!
話し合う場がとても!多くあったので。
いろいろな立場の人から意見が出て、考え方が深まった。
様々な方の意見を聞けて、新たな発見ができました。
学生、社会人、教員が集まれる珍しい機会に参加できたから、
無限にモヤモヤして、先生になりたい自分を良い意味で疑い、周りにも問いかける時間にできたから。
会全体の進行もスムーズでよかったです。途中席替えがあったことは新鮮でした。
自分と同じように考えている人達に出会えて、たくさん話が出来たから
<参加者の方の「次のアクション」>
目の前の生徒を中心に、社会が変わるを考える。
四年後を見据えてひたむきに努力すること。
現在の大学では教員免許が取れないので、ますは免許取得に向けて具体的な行動計画を立てる。学芸大学に侵入する。
ナナメの関わりの機会をつくる(大学内で学年を超えた勉強会のセッティング/学生のやりたいことをカタチにする/社会人の方の心を聞く。失礼のないように!
今回のような教育についていろんな人と話し合える機会を探して、時間を確保して参加したい。
子どもに好きなことをやらせる
周りにあるものに常に質問する(なんでなんでマンになる)