【イベントレポート】1/14(土) まなびCafe「道徳の教科化と”評価”のあり方を探る」
2017/1/14(土)は、
まなびCafe
「道徳の教科化と”評価”のあり方を探る」
を開催しました!
イベント内容は以下の通りです!
前半
「道徳の教科化の概要をおさえ、問題点をあぶり出す」
・道徳の教科化の概要(香山から情報提供)
・道徳教科化の問題点・難しさ・壁をあぶりだす(グループワーク)
→参加者同士で共有
休憩
後半
「実際に評価を体験し、子ども達の豊かな成長に繋がる評価の在り方について考える」
・義務的道徳と理念的道徳(香山から情報提供)
・モラルジレンマの実践をやってみよう(体験ワーク)
・コールバーグの道徳性の発達の6段階、専門家による道徳教科化に際する評価についての方向性(香山から情報提 供)
・実際に評価をしてみよう(体験ワーク)
→評価に際して何を考えたか、どこを注意したか、道徳の教科化の問題の内どれを意識したかをグループ内で話し合 います。
→全体で共有。
フリートーク
▼イベント趣旨サマリー
今回のテーマは『道徳の教科化と”評価”のあり方を探る』です。
道徳の教科化という変化は現職の教員だけでなく、これから現場で教壇に立つことを目指す学生、子どもを学校へ預ける親など日本社会全体に衝撃を与えました。
こういった大きな変化のなかにはもちろん反発も起こります。
道徳の教科化反対派の中で特に重視されることとして私たちは、子ども達の道徳性に評価をつけることへの反発に注目しました。
道徳が教科化され評価がつけられるようになることによって、いろいろな弊害があることが考えられます。
そういった不満や不安にこたえられるように、
学校現場では今後どのように準備を進めていく必要があるのでしょうか?
道徳の教科化の負の側面を払拭し、教科化以前よりも子ども達の道徳性の発達に寄与するカギの一つとして「評価のとらえ方」があります。
実際に学校現場ではどのような考え方、価値観に基づいて道徳性の評価がなされようとしているのか?
実社会が求める本質的な道徳性とは何なのか?
親が子どもに身に付けさせたい道徳性とは何なのか?
現職の教員の方、
学校現場の外で活躍されている方、
保護者の方、
教育に興味のある学生...
様々な視点が集まるこの場で、「道徳と評価」というトピックについて一緒に考えてみませんか?
「評価」ってなんでしょう?
教員の方・教員志望の方・そうでない方... 様々なバックグラウンドの方が、教育・まなびというテーマで目線を揃えて、真剣に語り合います。
「道徳の教科化」に対するモヤモヤを参加者同士で共有します。
<動画>
参加者の皆さまから挙がったモヤモヤ。
スピーカーの香山さん自身も必死にメモを取り、
後半のディスカッションに備えます。
「モラルジレンマ」を授業で扱うことについて考えます。
1.アイドル プレゼント転売騒動
〈設定〉
貴方はとあるアイドルグループのメンバーです。生活は苦しく、厳しい節約生活を送る毎日でした。 そんなある日ファンの一人からプレゼントが送られてきます。その中身は高級ブランドの新品のバッグで した。嬉しかった半面、ネットオークションにこのブランドのバッグを出して売ればお金になることを思 いついたのです。
ファンの想いを尊重するか。自分の生活を採るか。
◎あなただったらどうしますか?◎どうしてそのように思いますか?
2.評価をしてみよう!
※「子ども達の豊かな成長に寄与」できる評価となるよう意識して見てください。
モラルジレンマの問題に対して答えて、
それを参加者同士で実際に「評価」するワークを行いました。
ここでの「評価」は、ネガティブな意味ではなく、「子どもたちの豊かな成長に寄与できる」、ポジティブな意味での評価です。
道徳を「評価」する難しさに触れます。
<動画>
どうしてそのような「評価」をしたのか?振り返ります。
最後は、スピーカーである香山さんからまとめの言葉を頂き、興奮冷めやらぬ中、今回は終了いたしました。
スピーカーの香山さん、
ご参加して下さった皆さま、誠にありがとうございました!
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当日のイベントの様子は以下でも振り返られますので是非ご覧ください。
Google Photos :
https://goo.gl/photos/F4i2tgq8i7D3Nt5A9
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